賣太神社に行く

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暑い日が続いている。連日、35度近くの気温が続く中、還暦を過ぎた身で毎日仕事の勤しんでいる自分がいとおしく感じてしまう(笑)。以下は、そんな仕事の合間でのこと。

公共の交通網がそれほど便利とは言えない大和の地にあって、職務上の移動…即ち出張は自動車ですることが多い。そんな自動車の難点はみなさんもおわかりのように目的地への到着が、その日の道路事情で大きく狂うこともある点だ。職務上の約束にあって、決められた時間に遅れることなどあってはならない。だから、予め交通渋滞も見越し…やや余裕を持って自らの職場を出発することは常だ。

そしてその日も、いつもどおり15分の余裕を持って職場を出た。

ところが、その日に限って、交通渋滞が全く無かったことはもちろん、信号にさえほとんど引っかることなく、予定よりも30分以上も前に目的地についてしまった。約束の時間に遅れるのはもっての外だが、あまりにも早すぎるのも向こうにとっては迷惑なことである。

これが、季節の良い時分であるならば自動車の中で一休み…なんてことも可能なのだが、最初に述べたような気象条件の中、自動車の中にいたならば、エンジンをつけっぱなしにしてクーラーでも効かせなければ、約束の時間には熱中症を発症していることは必至である。かといって、30分も止めた自動車のエンジンをつけっぱなしにするなど、環境意識の高い私(?)にはとてもできない。さらには、ガソリンの代金がこれだけ高騰している今日のこと、自分の懐中の加減を考えても、そんな事はとてもできない。

そこで思い出したのがほんの少し前通り過ぎたばかりの神社の木立である。あそこならば、少しの時間涼しく木陰で過ごすことができる。

そう思って社前の駐車場に自動車を起き鳥居をくぐった。目の前には社務所があり、左を見ると…

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