万葉を愛する会だより 95号

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富山は高岡の地に高岡市万葉歴史館という施設がある。一度は行ってみたいと思いながら、なかなか行けないままでいる場所である。その万葉歴史館内を本部として「万葉を愛する会」なる組織があるようだ。

「高岡市万葉歴史館 万葉を愛する会」は、歴史館の活動を支援し、全国の万葉愛好団体等の皆さんとの交流を図り、歴史館の充実・発展に努めています。あなたも会員となって、万葉を学び、全国の万葉愛好者の皆さんと交流してみませんか。

というのがその趣旨で、次のような会誌を定期的に発行している。

私は会員ではないのだが、縁あって、この8月に発行された「万葉を愛する会だより」の第95号を送っていただいた。そんなに大部のものでもないので全ページ写真にて皆さんにお目にかけようかとも思ったのだが、いやいや待てよ…それでは著作権の問題が生じるぞ…いやいや、なあに、全部写真で上げても、こんな誰も見ていない過疎ブログで著作権が問題になってくることは…といろいろ迷っていたのだが、まあ、項目の紹介だけならば問題なかろうということで…

p1 大伴家持は「蝶」を何と呼んだのだろうか(関 隆司当施設図書情報課長

p2 い行き廻りて「万葉の歌・いまの歌」ー単身赴任(垣見修司同志社大学

p3 リレー随想万葉と私 大伴家持とともに(小野 寛当施設名誉館長

p4 特別寄稿県内初の発掘ブームを起こした「城が平横穴古墳」(田上和彦高岡市文化   財保護活用課

p5 万葉熱人輪駆ネットワーク「令和の記念展」に寄せる想い(松尾セイ子太宰府万葉会

p5 報告第9回越中万葉ウオークー 渋谿ー

p6 当施設の行事の案内「特別企画展」「高岡万葉セミナー」「雑学勉強会」

p7 万葉ウオーキングクラブ(万葉を歩く会)からの案内・報告

p8 諸連絡・雑感など

という構成で、なかなかバラエティ豊かな内容になっている。30分もあれば一通り目が通せるほどの分量でそんなにかからないかな?、なかなか楽しめる内容になっている。このような会誌を定期的に発行できていることに当会の活動の勢いのようなものを感じるのだが、問題は会員でもない私がなぜこの「万葉を愛する会だより」を拝受することができたかということである。

…で、その理由というのがこれである。

上のp7の万葉ウオーキングクラブからの報告であるが、先日随分長いことお付き合いいただいた、5月にあった万葉ウオーキングの報告である。

おや、こんなところに築造されたばかりの前方後円墳が… 振り向いて見ると… 大和の随一の神の社もり、大物主おほも…
当ブログの方では結構な字数を割いてよく言えばいえば仔細に、正確に言えばダラダラとお伝えしたのだが、こちらの方では紙面での都合もあるので、1000字前後とかなりコンパクトになっている。

…なんてことを書いても、皆さんにはなぜ上で著作権がどうだこうだと言って項目だけを並べていたのに、なぜこの記事だけ写真を載せるんだ とお思いになるだけで、この会誌が私の手元に送られてきた理由はおわかりにはならないだろうごく一部の方だけもうお気づきであろうとは思う

その理由は…、今回の95号には私が書いたものが載っているからである。その関係で、発行日の数日後、私の手元に数部の「万葉を愛する会だより 95号」が送られてきた。もちろん書いたのは上の一文。自分が書いたものならば、まあ問題なかろうということでアップさせていただいた。

それは7月のある日だったかと思う。記事中にある坂本先生から突然メールをいただき、先日の万葉ウオーキングの報告文の依頼があった。わたしのようなもので良いのかと迷いはあったが、なあに、ものは試しである。すぐさま挑戦させていただくことにした。

問題は与えられた文字数。800字から1000字ぐらいで、というのが与えられた文字数であった。以前、この5月28日にあった万葉ウオークキングの報告をしたときには7週に渡って計1万6千字以上を費やした。ふりがなや、文中のリンク中にある文字などを含めての数字であるから、幾分差っ引かねばならぬが、それでも1万2千時は多分下らないだろうと思う。それを一気に1千字以内にまとめなければならない。

この日、お聞きしたお話はどれもこれも、読んでくださる方にはぜひともお伝えしたい貴重な事柄ばかり。どれを残して、どれを省略するか…あんまりそんな事を気にすることもなく、書きたいぶんだけ読んでくださる方の気持ちも考えることなく、このブログを書いてきた私には結構難行ではあった。

その結果が、上の写真の一文である。今、読み返せば、もっとなんとかできたような箇所も少なくないが、まあ、私の力量はこんなもの…かとも思う。

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